*31歳からのフランス留学*

2016年秋からフランス留学♪* 留学準備とフランス生活を綴ります

妊娠糖尿病について ②

憂鬱な乳製品ノルマを続けること1ヶ月強。

32週目からは産院で健診が実施されるようになり、経過観察の方針が一変しました。

これまで回避できていた1日6回の血糖値測定が義務化されてしまったのです(´Д` )

 

注射が苦手で自身の採血は直視できないゆこ。

1滴の血を取るだけとはいえ、1日6回も針で指を刺すという発想だけでテンションが下がります。

できることなら避けたかった血糖値検査ですが、お腹の赤ちゃんのためとなると仕方ありません。重い足取りで産院指定のpharmacieへ赴き、血糖値検査キットを購入しました。

ちなみに、血糖値検査キットはセキュでカバーされるため自己負担はゼロでしたが、無料とはいえこんな憂鬱なキット、手に入れてもまったく嬉しくありません↓↓

 

その上、使い方がよくわかりません。

ブログなどを拝見する限り、日本では教育入院して食事制限や検査方法などを教えてくれるようなのですが…

フランスの公立病院ではそんな親切な制度はなく、ただでさえ乗り気でないキットを前に、多言語併記のため無駄に長いトリセツと睨めっこする羽目に(T-T)

 

さて、キットの仕組みはすぐ理解したのですが、問題は針の深さ。6段階あるので、どの深さで刺して良いのかわかりません。深すぎて痛いのは嫌だし、浅すぎて血が出ず何回も刺すのも嫌ですよね。

しばらく悩んだ末、ゆこはレベル2で挑戦することにしました。

 

そして、いざ。ノック式のペン型針を握りしめてスタンバイするも…「針が出てきて指に刺さる」と思うと、怖くてなかなか勇気が出ません。

「よし!」を意気込むところまでは良いのですが、手がプルプルして力が入らず、どうにもこうにも最後まで押せません(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

しばらくプルプルしては断念するのを繰り返していましたが、ついに見かねた旦那さんに取り上げられてしまって、ガックリ _| ̄|○

そして、旦那さんは血糖値を測る必要が全くないのに、「一度俺の指で試してみるよ」と言って、サクッとお手本を見せてくれたのです。

意気地なしの嫁のためにすみません…_| ̄|○

 

その後ゆこも勇気を出して針を刺すのは成功するのですが、せっかく指先から血液を採取したのに、読み取る機械の方でまさかのエラー!!動揺しながら再チャレンジするも、二回連続エラーで数値が表示されません。

キットを購入する前からテンション下がりっぱなしだったので、連続エラーには心が折れてしまってついに断念。

その日の夜の測定はなんとか成功し、そこから出産まで、血糖値測定の日々が始まりました。

 

ゆこの測り方が悪いのか、その後も慣れるまでは読み込みエラー連発(汗)失敗する度に余分に針を刺していたので、1日10回ほど刺すこともありました。測定には左右の中指と薬指だけを使うので、数日で指が穴だらけ…

その上、血糖値を測る度にビクビクし、結果に一喜一憂しなければならないので、精神的ダメージ大です( ´△`)

 

その後わかったことは、どうやら試験紙のくぼみに血が流れ込む速度が遅いとエラーになるということ。つまり、たっぷり血があればススっと吸収されてエラーにならないのです。

最初に少し痛くても刺し直しになるよりはマシなので、コツがわかってからは嫌でも思い切って刺さざるを得ませんでした´д` ;

 

お察しの通りゆこにとってはかなり憂鬱な血糖値測定でしたが、サボるという選択肢はないので出産まで頑張って続けました。同時に食事制限も続けて血糖値が上がらないように気をつけていましたが、臨月に入った頃には食前血糖値が高く、基準値内に収まらないことがしばしば。

また、ゆこは妊娠糖尿病の影響もあってか羊水過多状態だったため、お腹の子が育ちすぎるリスクもありました。追加のエコー検査するなど経過観察がなされましたが、最終的な病院側の判断は「血糖値が安定しないためリスク軽減のために誘発分娩を行う。」というものでした。

 

ついつい長文になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

出産と産後の妊娠糖尿病の経過については、入院食の話も交えながら次回お話しさせていただきたいと思います。