大学の期末試験について
忘れないうちに昨年度の試験について書きたいと思います。
同じ大学でも学部によって異なるようなので、Licence2年目の一体験談ととしてお読みいただければ幸いです。
まず、ゆこの学部は中間試験はなく、Examen sur table という筆記試験が各学期末に課されます。年度によって多少前後すると思いますが、2016/17年度は前期は12月〜1月、後期は5月に行われました。
一部TDは出席、プレゼン、課題で成績評価が行われるため筆記試験のない科目もあります。
試験の種類は2種類、簡単にいうとTDの試験とCMの試験です。
TDの試験は、授業の最終週の時間内に担当教員監視のもと行われます。なので2時間の講義であれば試験も最大2時間、1時間半の講義であれば最大1時間半です。
CMの試験はAmphithéâtre で一斉に行われ、制限時間は1時間15分です。CMは筆記試験の結果のみで成績がつくので一発勝負です。
TD、CMいずれの試験も、筆記の小論文形式が多く、原則として記号選択式のQCMは許可されていないようです。
ゆこが受けた試験では唯一、神経心理学の講義のみQCMでした。しかし複数回答可の問題で答えが1つでないので、深い理解と語学力を要求され、むしろ難易度が高かったです(*_*)
一番多いのは、2つの出題テーマから1つを選択して小論文形式で回答する試験です。
かなり具体的な専門用語を用いて出題する場合もあれば、大きなテーマで幅広い回答を許容する問題もあります。
担当の教授/講師にもよりますが、基本的には作文力も評価対象となります。したがってintro/conclusionをしっかりと書き、引用する場合は著者の名前を明記し、論点をできる限り具体的に述べることを求められます。
なお、綴りや文法の誤ちも減点対象となりますが、留学生の文法ミスは少し大目に見てくれていると思います。
小論文形式でない場合は、3〜5問の1パラグラフ程度で回答できる問題が課されます。この場合は主に専門用語の解説や、ある著者の理論について述べることが求められます。
なお、統計学の試験は例外となります。
TDでは主に統計の文章問題が出題されます。(計算機の使用可)
どのTDにも言えることですが、担当講師によって難易度が大きく異なり、易しい試験を課したクラスは平均点が良かったようです(^-^;
統計学のCMは筆記問題が8問、計算問題が3〜4問出て、ゆっくり考えていてはとてもじゃないけど時間が足りない無茶振り試験でした。ゆこは筆記でわからない問題を1つ飛ばしてギリギリ最後の問題まで回答しましたが、文系のゆこは文章問題の解読も計算も遅いので、フルスピードで回答しても見直す時間はゼロでした。
ただでさえみんなが苦手な統計学なので、この試験にはフランス人の学生さんたちも大ブーイングでした\\٩(๑`^´๑)۶////
ちなみに、ゆこの場合はフランス語での作文能力が低いため、小論文形式も毎回必死です。時間的にもギリギリです(>人<;)
文系のフランス人の学生さんたちはバカロレアで鍛えられているので、1時間15分の間に回答用紙3〜5枚書き上げます。
前期の試験はただガムシャラに書いていましたが、どんなに頑張っても2〜3枚が限界だとわかったので、分量をこなすことは諦めました(*´-`)
その代わり、短くてもわかりやすい作文となるよう、下書きの時点で全体の流れをしっかり決めるようにしています。
さて、来週から2017/18年度がはじまります。
次の試験まではまだ時間がありますが、 Licence 3も自分なりに頑張りたいと思います(*'▽'*)